古民家デジタルファームproject
島にとって農業は単なる商品づくりだけでなく、食の豊かな地域をつくるという「生きがい」に直結する大切な営みです。デジタル技術によって農業を発展させるだけでなく、「生きがい」のための農業を生涯やり続けられる仕組みをつくるプロジェクトです。
島のご高齢の方が住む家は比較的部屋数が多く、使われていない部屋もあります。そういった場所にLED照明を活用した水耕栽培で野菜や果物を育てます。育てる過程を自動的に記録することで、親類の見守り機能や島外の人との新たな交点・接点をつくりたいと考えています。
❶ 自宅の空き部屋で野菜や果物を育てる仕組みによって、高齢の方がいつまでも「おすそわけ」を楽しめる仕組みをつくる
❷ 農業と福祉の連携にデジタル技術を加えることで、島外企業との新たな産業づくりの交点・接点をつくる
❸ デジタル技術によって、高齢の方が育てている状況を遠隔地でも把握できるようにし、見守りや島外の顧客との関係づくりを促進する
① 畑作業が難しくなった高齢の方でも簡単に作物を育てられる装置を開発する
② 作物を育てる過程を遠隔地からも見守ることができ、高齢の方でも簡単に島内外の方とつながりを持てる
③ 研究者との協業により「おすそわけ」と「健康寿命」の関係性が明らかになる